第45話 火の用心

ピっカ〜☆ あたいはぴか子 電気系ボケもん  レベル45

3つめのバッジをゲットするためフジイシティジムに

やってきたピカ、今、まさにジムバトルが始まるピカ。

頑張るピカよ☆

 

「よし、こっちは作戦通り水タイプから行くぜ!

一気に押し切れ!  行けっ!ヌー子!だぜだぜ」

「パぁぁ〜っ!」

指示の途中でルンルンパが飛び出した!

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 「あっ!待てだぜ!」

 緊張しながら前に出たヌー子はルンルンパとぶつかっている。

 大混乱だ!

「コホン、ルンルンパさん!戻って下さい!」

 

「パー!! みずでっぽう攻撃ッパぁ〜!」

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ルンルンパは張り切っていて聞こえていない!

そこらじゅうに水を撒き散らしてご機嫌だ。

しかしダブルバトルではないので2体での攻撃は

反則になってしまう。

 

「仕方がないぜ、ヌー子!いったん戻ってくれだぜ!」

 

「ふっふっふ、挑戦者チームは無駄に元気が良いのう。

セッシャも楽しくなってきたわい。

こちらも行くぞ、迎え撃て!アチチゴリラ!」

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ハセ山はアチチゴリラを繰り出した!

 「ゴホゴホ!」

 

「アチチゴリラ!炎のパンチじゃ!」

「アチゴッホぉぉ〜!」

 

「負けるな!ルンルンパ!みずでっぽうで消火だぜ!」

 

「パぁぁぁ〜! あれ? なんや水が出まへんがなッパ!」

 

バコん!  炎のパンチがルンルンパに直撃!

「ギャ〜っパ! 痛いっパ! 熱いっパ!」

 

「何やってんだルンルンパ! みずでっぽう攻撃!」

 

「ガッテンっパ!  あれ?」

 

どうやらさっき撒き散らしたせいで弾切れを起こしてるようだ。

 

「誰か!新しいみずでっぽうをくれッパ!」

 

バコん! あせっているうちに次の攻撃がルンルンパに命中!

 

「ウギャ〜っパ! こいつ、許さんっパ!  でも水がないッパ!」

 

「今じゃ! アチチゴリラ! 炎のパンチじゃ!」

 

バっコ〜ん!!  

「むぎゅ〜〜っパ」

ルンルンパは倒れた。

 

「コホン、何やってんすか  (ー ー;) ?!   

サトシっちさん!当初計画に戻しましょう! コホン」

 

「おう!だぜ。  行け!ヌー子! アチチゴリラにドロダンゴ!」

 

「エヘ!お任せ下さい! 」

 

ヌー子は連続攻撃でアチチゴリラの動きを止めた!

アチチゴリラは嫌がっている。

 

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「チャンスだぜ! アチチゴリラにみずでっぽう攻撃!」

 

「エヘ、一生懸命頑張らせていただきます!」

 

ジュウぅぅ!!  アチチゴリラの炎が消された!

アチチゴリラは倒れた。

 

「アチチゴリラ!大丈夫か? 戻ってよいぞ、

チャレンジャー、やりよるな、セッシャも燃えてきたぞい。

行け! オイルタンク! 火あぶり攻撃じゃ!」

 

ボぉぉぉぉ〜っ!!  オイルタンクは猛烈な炎を噴射しながら出てきた。

 

「負けるなヌー子! やつにもみずでっぽうをくれてやれだぜ!」

 

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「コホン!サトシっちさんお待ちを!  あっ!」

 

バボぉぉぉぉ〜っ! どっかーん!!

みずでっぽうを命中させられたオイルタンクから、巨大な炎が

飛び散る!!

 

「キャ〜〜っ! でございます! なんなんですか?! エヘ」

 

「分かんないぜ! とにかくみずをかけまくって消してやれだぜ!」

 

「ゴホン!お待ち下さい! オイルタンクというネーミングが、

怪しいです! 油をエネルギーとした炎に水をかけたりしたら。。。」

 

バボバボバボぉぉぉぉ〜〜ん!

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オイルタンクはさらに巨大化!炎の柱を立ててヌー子に迫る!

 

「ヒぃぃ〜〜!でございます! 一生懸命頑張らせていただきますが

これはわたくしの手には終えそうにありません! エヘ。

いったいなんなんですか?」

 

 

コホン。わたくしプライゴンがからくりを説明いたします。

 

油に火がついている状態では油の表面、すなわち空気と触れている部分が

炎を上げていることになっています。

 

そこに水をかけると油とは混ざりあわず、油より比重の大きい水は

油の下へと潜り込む形となります。

 

さらにこの場合そこで熱を受けることによって蒸発をし、膨張と上昇を

しようとしますので、油を飛び散らせるという結果になるということです。

 

空気と触れている部分の油は発火していますので、飛び散る油は

たくさんの空気と混ざりあう事となり、爆発的に炎が広がる結果となるのです。

 

 

ピコピコ〜ん♪ ぴか子はレベル45に上がった!

ぴか子は「油火災に水をかけちゃダメ」を覚えた!

 

 

 「なんかそれテレビで見た事あるぜ!  わかったぜ!!

ヌー子!そこのタオルにみずでっぽうだぜ!」

 

「わかりました!一生懸命頑張らせていただきます!エヘ」

 

 巨大化したオイルタンクがヌー子に迫る!

 

「ヌー子、今だぜ!オイルタンクに濡れタオルを被せてやれだぜ!」

「エヘ!エヘ!エヘ!」

 

ヌー子はオイルタンクに濡れタオルを被せた!

オイルタンクは嫌がっている。

 

「タオルの上から連続ドロダンゴ !だぜ!」

「えい!えい!えい!えい!!   エヘ」

 

バッタ〜ん!  オイルタンクは倒れた!

 

「何と!オイルタンクのからくりを見破るとは!

セッシャも楽しくなってきたわい!

さらに燃え上がるぞ! 行け!トイトイ!」

 

ぽよ〜ん。  何だか弱そうな奴が出てきた。

ヌー子と目が合わせられないようで横目で見ている。

 

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何だか弱そうなボケもん、トイトイが出てきたのは

何かの罠なのだろうか?

 

まるで負ける気がしないが、油断するなサトシっち!

 

つづく

 

 

今回は出番がなかったからおまけピカピカ!

 

ボケもんにはいろんなタイプがいるピカピカ。

 

ドラゴン、ゴースト、地面、飛行、毒、虫、水、岩、草、悪、氷、

ノーマル、炎、格闘、ハガネ、エスパー、フェアリー、

そして、あたいと同じで電気。

 

それぞれ、水は草に弱く、草は炎に弱く、炎は水に弱いなど、

強い相性や弱い相性がそれぞれあるピカピカ☆

 

ちなみにあたいはの電気タイプは飛行と水が得意で

地面、ドラゴン、草はいまいち苦手ピカよ。

 

苦手だって克服して頑張っちゃうから応援よろしくピっカ☆

 

 

 

第44話 炎のフジイシティジム

ピっカ〜☆ あたいはぴか子 電気系ボケもんレベル44

必殺技を覚え進化したメラエッテ、いつも元気な特戦隊、 

ダンスの上手なプライゴンたちと一緒に3つ目のバッジを

ゲットするため、フジイシティにやって来たピカ☆

 

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『ピカピカ、 歩き疲れたピカぁ〜  フジイシティジムって

まだピカ〜?』

 

「あと少しでございます。一生懸命頑張って下さい。エヘ」

 

「コホン、あそこに見える建物ではないですか?」

 

「パぁ〜!  その通りッパぁ〜  先に乗り込んで来まッパぁ〜

行くで〜ヌー子」「ハイでございます!エヘ」

 

「あ、お待ちを!。。。行ってしまった。コホンコホン。」

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ピュ〜〜ん!

あっという間に特戦隊は向こうの建物に行って、入り口を

ノックしている。

「たのもぉぉぉぉっパぁ! マチャラタウンのサトシっちが

挑戦に来たッパぁ〜 パパっとバッジを渡すッパぁ〜」

 

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ギィィ〜っ ルンルンパは扉を開けた。

すると中から突然炎が噴き出してきた!

 

「ギャ〜っ熱いパ!  い、いきなりなんでんねん!!

帽子が焦げてしもたッパ!」

 

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「なんなんですか!?攻撃?こうなったら一生懸命頑張らせていただきます!

ロダンゴ攻撃でございます!エヘ」

 

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突然の炎にヌー子は反撃した!

 

「誰じゃあ!ドロを投げこんできたやつは?!」

 

「パ?! せやからマチャラタウンのサトシっち〜

言うてますがな!わいらはその特戦隊ッパ!」

 

「なんじゃ?もしかしてチャレンジャーか?

セッシャたちはバトルの特訓をしてたのじゃ、

いきなり扉を開けるとは失礼なチャレンジャーじゃ!」

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「パ!いきなりわいの帽子を焦がすとは失礼なジムッパ!」

 

プライゴンが息を切らせながら走って来た。

「コホン、行き違いがあったようで申し訳ありません。

ほら、特戦隊も謝って下さい、コホン」

 

「パ?わいは被害者ッパ!  ぬぬぬぅ わかったッパ!

  ハイハイわたしが悪うございましたぁ〜

ご〜めんチャイッパぁ〜  ぷぅ〜う」

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「も、申し訳ありませんでした、わたくし一生懸命

謝らせていただきます!エヘ」

 

ピコピコ〜ン♪

ぴか子はレベル45に上がった!

ぴか子は「いきなり扉を開けちゃダメ」を覚えた!

 

「まぁ良い、ではまとめて黒こげにしてやるからさっさと

準備せい、その挑戦受けてやるぞい、セッシャは

炎使いのハセ山じゃ、かかってこい」

 

 「オレ、マチャラタウンのサトシっち!

よろしくお願いしますだぜ!」

 

 

「それでは、フジイシティジムリーダー ハセ山と

挑戦者サトシっちのバトルを開始します!

ジムリーダーは4体のボケもん、挑戦者は5体のボケもんで

戦います。

すべてのボケもんが戦闘不能となったほうのトレーナーの

負けとなります。    始めっ!!!」

 

 

ついに始まったフジイシティジム戦!

勝負の行方はどうなるのか?

 

 

つづく

 

 

 

 

第43話 170番道路

ピっカ~☆ アタイはぴか子 電気系ボケモンレベル43

フジイシティで3つめのバッジをゲットするため、

170番道路をまっすぐ進んできたところピカピカ☆

次はどんなバトルが待っているのかワクワクするピカよ☆

 

「パぁ~ フジイシティはこのまままっすぐ行ったら

あと30分くらいで着きまっせ。ちゅうことはバトルが

1時間くらいとして基地への帰りは夕方5時頃ってとこ。

腹が減る前には帰れそうでんな~

パ~っと行ってまいまひょッパ」

 

「ゴニョンぼくも頑張るゴニョ、せいでんきずつきだけじゃなく

もっとすごい必殺技覚えたいゴニョ」

 

「いい心がけだぜ! 特訓していこうぜ! 

みんな~!今から特訓するぜ!」

 

「あ、あれれ?特訓でっか?晩メシ間に合うッパ?

まあパ〜っと特訓して行きゃ間に合うッパ」

 

「コホン、いいですね〜  ゴニョゴニョさん中心に

特訓しましょう。 ちょうどいい広場がありますね、

皆さん協力お願いします!コホン」

 

『ピっか〜☆ アタイが相手ピカ! ピカピカピカピカぁぁ〜

ぴか子ぉぉアタぁぁック!!』

ビリビリビリビリ! ドカ〜ン!!!!

「ギャっゴニョ。。。」

 

「あ!な、なんてことを!!! いきなりそれはマズイぜ     (ー ー;)」

「コホン、段階を踏んでいかないとジムに行く前に。。」

 「ゴニョ!まだまだ大丈夫ゴニョ!必殺ワザできるまで

頑張るゴニョ!」

 

「コホン、素晴らしい心意気です! それではわたくしが

一緒に考えます。ぴか子さん、交代しましょう。

今のゴニョゴニョさんの使えるワザは

たしか 静電気ずつきとずつきの2つでしたね、

ずつきを応用したワザが得意なようなので、

それを磨いてみましょう。」

 

「お願いゴニョん」

 

「コホン、ではあの大きな木にずつきをしてみましょう」

 

「わかったゴニョ! ゴニョニョ〜ん ずつきっ!」

 

ゴ〜〜ン!!!!   バサっ。。。木から何か落ちてきた!

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「いててて、気持ち良く昼寝してたのに何だぁ?」

野生のダンディが怒って襲いかかってきた!

 

「コホン、失礼しました、でもちょうどいいので、

ゴニョゴニョさんのバトル相手になってもらいましょう!

ゴニョゴニョさん、ダンディにずつき攻撃!」

 

「ゴニョ〜ン!」

 

「当たるもんか!ハハっ」

 

何度やってもダンディはスムーズにかわす。 

攻め疲れたゴニョゴニョにダンディは反撃を仕掛けようと

している。 ゴニョゴニョはピンチだ。

 

「プライゴン!これをゴニョゴニョに食べさせてみろだぜ!」

サトシっちはプライゴンに何かを投げてよこした。

 

「コホン、サトシっちさん!これの中身はなんですか?」

「いいから食わせちまえだぜ!ピンチだぜ!」

「わ、わかりました。コホン  ゴニョゴニョさん!

口を大きく開けて下さい!」

「ゴニョ? あ〜ん」

 

プライゴンの投げた何かがゴニョゴニョの口に吸い込まれた!

「??!?!!!!  ゴニョ〜〜〜〜ン!!!!(泣)」

 

ゴぉぉぉぉ〜っ!!

ゴニョゴニョの口から炎が吹き出ている!

 

「コホン?これは?」

「特製ハバネロ 炎の実だぜ! ゲットだぜ!」

 

「ゴホン!むちゃくちゃですね  (ー ー;)  

でも何かホントにいけそうな感じがします!

ゴニョゴニョさん!大きく息を吐き出してみて下さい!」

 

「ゴニョ〜〜!」

ぶぼぉぉぉぉおお〜っ!

 

なんと!かえんほうしゃが出た!

 

ピコピコ〜ン♪

おや?ゴニョゴニョの様子が。

 

ゴニョゴニョは光に包まれた!

 

ジャジャ〜ん♪

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ゴニョゴニョはメラエッテに進化した!

 

「すごいぜ!ゴニョゴニョ!いやメラエッテ!」

 

「コホン、素晴らしいです! さっそくですがダンディに

かえんほうしゃです!」

 

「メラメラ〜っ!」

ぼぉぉぉぉ〜っ!

 

「アチチチちぃぃ〜っ! ハハっ。。」

ぼてっ

 

野生のダンディは倒れた。

 

「必殺技できたぜ!ゲットだぜ!」

 

「すごいメラ!みんなありがとうメラ!」

 

ピコピコ〜ン♪

ぴか子はレベル44に上がった!

ぴか子は「進化には本人の努力と周りの協力が必要 」を覚えた!

 

「素晴らしいでございますわ!

私も一生懸命頑張らせていただきます。エヘ」

 

「っパ〜! ええもん見させてもらいまひた!

ほなパ〜っと行ってバッジゲットしまひょ!」

 

『ピっカ〜 ところで倒れてるダンディどうするピカ?』

 

「コホン、置いても行けませんし、運んで行きましょう」

 

「ハハっ 俺はついてはいかない。ハハっ。。

決めたったら決めたのさハハっ」

 

「わかったぜ。じゃあ元気でなだぜ」

「コホン、お疲れサマでした。コホン」

「さよならです エヘ」

「また会おうッパぁ」

バイバイピカ〜ぁ』

「じゃあね〜メラ〜」

 

一同はなんとなくダンディを気にしながら、

フジイシティへと向かう事にした。

 

ふと振り返ると通りかかったコブーラがダンディを

救出しているのが見えた。


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「エヘ、ダンディさんうまく救出されたみたいでございます

良かったでございますわ。エヘ」


「コホン、コブーラさん、わたしをにらみつけているように

見えたのですが、、、気のせいですよね。。。   f^_^;  」


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「気のせいだぜ!  んじゃ行こうぜ!」

 

フジイシティは目の前だ、進化したメラエッテと一行は

3個めのバッジをゲットできるのだろうか。

 

つづく

 

 

 

第42話 みんなの意見

ピっカ~☆ アタイはぴか子 

電気系ボケもん レベル42!

 

電気系ボケもんなのに電気の事に詳しくなくて

カニャンタウンジムで大苦戦したアタイは電池や充電について

少~し勉強したんだけど、まだまだ勉強不足ピカ。

 

でもでも座って勉強ばかりしてても前に進めないので、

習うより慣れろ!っとばかりに次のバッジゲットに向けての

行動を開始するピカピカよ☆

 

「パっパ~~!やっっっっと久々のワイの出番でんがな~~

次の行先はフジイシティ~あたりがよろしいでっせ!

特戦隊が首を長くしてすでに調査済みでっせ~~

パパっとバッジをゲットしに行きまひょっパ!」

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「おおっ!でかしたぜ!特戦隊!! ちょうど今から

その事を決めようとしていたところだぜ!」

 

「コ~~~っホン!! お待ちを!!!   

サトシっちさんと特戦隊は無計画すぎます!! 

フジイシティのジムリーダーがどのタイプのボケもんを

使うのかくらいは調査して対策していかないと

また前回の繰り返しになります!」

 

「っパ~~!! んなもんパ~~っと行って、

くぁ~~、べきっっでチャチャチャでんがな~~

ほな行きまひょっパ~!!」

 

「ゴホン!計画ですっ!ルンルンパさん!慌てない!

サトシっちさんも、リュックを下ろして下さい!」

 

「わ、判ってるぜ、ちょっとリュックの重さを試してた

だけだぜ。。 f^_^;      みんな〜 計画すっから集まってくれだぜ」

 

「コホン、では意見のある方はいますか?」

 

「パ〜!っと言ってぷヒュ〜〜んっと!」

「ハイハイ、わかりました、それ以外の意見は?コホン」

 

『ピカ〜 電撃でビリリ〜んでピっカピカ』

「わたくし、一生懸命頑張らせていただきます、エヘ」

「お腹空いたペロ〜ん」

「おいらも行きたいゴニョ〜」

「あの娘と仲良くなりたいドスコイ」

「仙人が言うててんけど~あんじょうやれコイン」

 

「コホン、もうけっこうです   (ー ー;)   

サトシっちさん、いかがいたしましょう?コホコホン」

 

「意見も出揃ったようだからプライゴン、みんなの意見を

踏まえて作戦書を作ってくれだぜ、みんな大事な仲間だぜ、

みんなの価値向上だぜ、任せたぜだぜ」

 

「??!?!!!! ゴホっ!  今の雑談を踏まえてですか?

ゲホっ! わ、わかりました。コっホン」

 

『ピカ?プライゴン泣いてるピカ?』

「パ?  どうしたっパ?」

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。、、、

「いえ、なんでもございません、コホン、

では少し皆さんに質問させて下さい。コホン

まず次の目標はフジイシティとしましょう。

出発はこの後すぐ、という前提で進めます。

サトシっちさん、それでよろしいですか?コホン」

 

「もちろんだぜ、メーカーだぜ!ゲットだぜ!」

 

「特戦隊さん、フジイシティは偵察済みということですが

ルートに危険は無かったですか?コホン」

「わ、わたくし特に危険は感じませんでしたわ、エヘ」

 

「ではフジイシティのジムリーダーはどんな人で

どんな戦法を得意としていましたか?

できれば弱点とかわかりますか?」

 

「パ? ジムから煙がたくさん出てたッパ、煙使いに違いないッパ

煙対策にマスクを持って行けばパ〜っとバッジゲットッパ

目にしみるかもでっけど息止めとけばパっパっパ~

それじゃ~出発っパ~」

 

「コホン!!だ~か~ら!慌てないでください  (-_-メ)

それと煙使いではなく炎使いと考えるのが自然ですね。

こっちは水タイプボケもん中心の編成で行くことを

提案したいと思います。サトシっちさん いかがですか?」

 

「え? そ、その通りだぜ、俺もそう思っていたぜ」

 

「コホン、具体的には我々のところではルンルンパさんが

水、草タイプ、ヌー子さんは水、地面タイプですね。

この特戦隊のお二人を中心としたオーダーが良いと思います。

コっっホン」

 

ピコピコ~ん♪ ぴか子はレベル43に上がった!

ぴか子は「意見の調整ってむつかしそう」を覚えた!

 

 

「パ~~ 特戦隊の出番っパ! では出撃っパ!」

「一生懸命頑張らせていただきます エヘ☆」

 

「ギャっっホン!! だから待てって言ってんのが!

。。。いや、取り乱してすみません、コホン。

後のオーダーはぴか子さん、ゴニョゴニョさん、

あと、わたくしプライゴンの構成で行こうと思いますが

サトシっちさん、よろしいですか?」

 

「ゴニョん サトシっちならさっきぴか子と出発したゴニョ」

 

「え~~?!コホン」「え~~?!ッパ」「え~~?!エヘ」

 

プライゴンは涙をそっとふいて出発の準備を始めた。

「コホン!それじゃあ出発です!サトシっちさんたちに

早く追いつきましょう! コホン」

 

つづく

 

 

 

 

第41話 充電と充電池

ピっカ~~☆ アタイはぴか子、電気系ボケモン レベル41

今日は充電と充電器の勉強をするぞっとはりきりきりりピカ☆

 

「よっ!電池の勉強はどうだった?だぜ。今日は充電いくぜ。」

『頑張るピカ☆』

 

充電、放電と充電器について

2次電池(充電池)は、生産直後の状態では電気が蓄えられていませんので、

電気エネルギーを取り出すことが出来ません。

したがって外部の電源より蓄電池内に電気エネルギーを流し込まないと

使用できません。

流し込む電流は直流(DC)である必要があります。

 

『ピカピカ? 単三ジュースは直流ピカ??』

「その通りだぜ!交流(AC)にはプラス、マイナスがないから交流では

充電できないぜ!だからぴか子の単三ジュースは直流に違いないぜ!」

 

外部から2次電池に電流を流し込むには充電器が必要になります。

通常充電器は交流100Vを電源として使いますが、

電圧の髙い状態を トランス という機器で電圧を低くし、

整流器で直流にして2次電池に充電します。

 

『ピっカー☆ トランスといえばアスカカンパニーで設計から生産、

PSE取得に至るまで全てのサービスをカバーしてるピカ☆』

「ぴか子、よく知ってるなだぜ。アスカカンパニーでは

小型、薄型のトランスを主にラインナップしているぜ。」

 http://asukacompany.jp/power-trans

『ピカピカ☆電源トランスのアスカカンパニー、最高ピカ』

 

ピコピコ~ン♪ ぴか子はレベル42に上がった!

ぴか子は「電源トランスはアスカカンパニー」を覚えた!

 

「ぴか子、しかしこの構成の充電器はトランスが大きくなるから

充電器自体が大きく重くなってしまうという問題もあって

最近ではトランスを使わずにICを利用して高周波発振器を駆動し

トランジスタを使って必要な電圧にして利用するという方法が

主流となってきているぜ!」


『ピカピカ、トランス方式にはトランス方式のいいところも

あるピカよ!! アタイはトランス方式大好きピカ☆』

 

充電は2次電池に電流を供給するので、充電電圧は電池側の

電圧よりも必ず高くしておく必要があります。

もし逆の状態になると電流が逆流してしまい、電池や充電器を

壊してしまいます。


また、2次電池は充電を途中でやめてしまうと著しく電池の

寿命を短くしますので、一度充電を行ったら満タンになるまで

充電を続けることをお勧めします。


よって充電器の出力電圧は、電池側の充電満了時の電圧と

同じかそれ以上に設定する必要があります。

 

しかし充電が満タンな状態からさらに長時間充電を続けると

電池側は過充電状態となり、高温発熱、電解液の水の分解による

ガスの発生、電解液の枯渇現象などが起こり、危険であるうえ

電池の寿命を短くします。

 

『ピカ☆お腹いっぱいなのに別腹の単三ジュースは危険ピカね。』

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「ぴか子はおなか一杯って自分でわかるからいいけど、

2次電池はどうやって判断してるかわかんないぜ!!」

 

充電完了の判断方法にはいくつかありますが、一例を

紹介します。

 

2次電池は充電満了に近づくと、極板の化学反応が飽和し、

電池内部で電解液に含まれる水が電気分解を起こす性質があります。

このとき正極(プラス側)に酸素が発生し、酸化反応熱が出るので、

電池自体の温度が急激に上昇します。

この現象を利用して電池自体の温度が急激に上昇した時点を

充電満了と判断することができます。

この制御はマイコンなどで行われています。

 

「わ、わかったぜ。。奥が深いぜ。。。」

『ピカピカ☆これで次のバトルは知的にいけるピカ☆

ピカピカ元気充電満タンピカピカ☆』

 

つづく

 

 

 

 

 

 

第40話 電池の勉強 2

ピっカ〜☆アタイはぴか子、電気系ボケモンレベル40!!

ジム戦で大苦戦したアタイは電池の勉強をしなくちゃで、

ただ今猛勉強中~☆

 

「前回基本となる1次電池について勉強したので、

今日は本命の2次電池の勉強をしていこうだぜ!」

 

『お手柔らかに頼むピっカ☆』

 

んじゃ2次電池行くぜ!

 

2次電池とは1次電池と違い充電して繰り返し使える電池の事を

言います。

充電することで再利用が可能なので環境に優しい電池と

言うことが出来ます。

一般的に自動車のバッテリーやスマホなどに使用しているものが

2次電池です。

 

仕組みとしては外部から電圧をかけて放電とは逆の方向に電流を

流すことで逆方向の反応を起こし、内部の状態を元に戻すことが

出来るようになっています。

 

少し専門的に言うと「充電」とは外部から電圧をかけることにより

負極(マイナス)に電子を押し込んで電極物質を還元し、正極(プラス)からは

電子を引き抜いて電極物質を酸化させることを言います。

こうした化学反応を起こすことによって負極には負の電荷が集まり、

正極には正の電荷が集まります。

 

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放電では負の物質が酸化されて負の電荷を外の回路に放出し、

正極の物質では負の電荷を外から受け取って還元されます。

 

以上のように充電と放電ではまったく逆の反応が起こっています。

 

また、二次電池は上記のように充放電を繰り返すうちに、

徐々にもとに戻れない変化が蓄積されてきます。

これが繰り返し充電をしているうちに充電容量が少なくなってくる

原因です。

最終的には寿命が尽きて使用不能になりますので永久には

使うことができません。

 

また2次電池は使用の用途に合わせて形状や電流、電圧、容量を

決めることが可能です。

鉛電池、ニッカド電池ニッケル水素電池リチウムイオン電池など

様々な種類があり、それぞれに特性が違います。

 

ちなみにですが、現在の電池の年間売上個数は

およそ34.6億個(経済産業省統計)です。

1次電池が61%、2次電池が39%

 

しかし2次電池は相対的に高額なので、売上額になると逆転します。

総売上額 6,834億円 ですが内訳として

1次電池はわずか9% 2次電池が91%となっています。

 

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原因としては2次電池は1次電池に比べて高額であることと

小型量産電池も大容量のバッテリーも同じ1個としてカウントしている

ことにあると思われます。

 

『む、むつかしいピカ。。。』

 

ピコピコ~ン♪ ぴか子はレベル41に上がった!

ぴか子は 『2次電池の概要』を覚えた!!

 

「お疲れだぜ!電池の仕組みがわかってしまえば後は

充電と充電器について勉強すればおおよそ一通りになるぜ!

もう一息頑張ろうぜ!」

 

『次回も頑張るピっカ☆』

 

つづく

 

 

 

 

第39話 電池の勉強 1

アタイはぴか子、電気系ボケモンレベル39☆

ECOマスターを目指すサトシっちと旅の途中ピカ☆

 

「ぴか子~カニャンタウンジムではよく頑張ったなぁだぜ、

それにしても電気タイプには気温で左右されるって特性が

あるって知らなかっただぜ」

 

『ピっカぁアタイもあんなに元気が奪われるとは思わなかったピカ』

 

「じゃあ今日は電池の特性について一緒に勉強してみようだぜ!」

 

『よろしくピっカ☆』

 

「まず最初に電池には1次電池と2次電池があるんだぜ、

1次電池は使い切りの電池、2次電池は充電して繰り返し使える電池と

いうのがわかりやすい違いだぜ。

 

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ぴか子は単三ジュースで元気充電しちゃえるから2次電池に

よく似ていると思うぜ!」

 

『ピカピカ☆』

 

「んじゃ1次電池から詳しく調べていくぜ!」

 

1次電池

1次電池は充電することができないが、新品と交換するだけでよく

充電をしなくても良い。


小型、軽量、安価であり、自然放電も限りなく0に近いので、

予備を持っていればすぐに使えるというメリットがある。

 

電池の性能は 電圧、容量、エネルギー密度、放電特性で

表現される。


例えば1次電池であるアルカリ電池の公称電圧は1.5Vです。

容量というのは2,000mAhなどと表記されているもので、

1時間で出せる量の電流を示しています。

例えば1.5vで500mAずつ使った時、

4時間使用できることを示しています。


エネルギー密度は同じ体積の中にどれだけの電気を貯められるかに

関わってきます。

同じ容量ならエネルギー密度が高いほど小型化することができると

いうことです。


 放電特性とは、電気を使う時の電池のクセのようなものです。

安定して安定して長時間出し続けるのを得意とするもの、

一気に放出し、ハイパワーを可能にするものなどがあります。

 

 

ピコピコ〜ン♪ ぴか子はレベル40に上がった!

ぴか子は「1次電池の基礎」を覚えた!

 

『ピカピカ〜 電池ってひと言で言ってもいっぱいあるピカね』


「まだまだ勉強しないとだぜ!」


『今日はここまでにして単三ジュースでリフレッシュピカ☆』


「そうだな、次回続きな」

『ピカ☆』

 

つづく