第31話 サルフェーションの恐怖
あたいはぴか子☆電気系ボケもんレベル31
前回、サルフェーションってのを貯められて、
元気を出せなくなったところを攻撃されて
戦闘不能になっちゃったあたいは、
涙を拭きながらプライゴンとヌー子に後を託し、
バッジゲットに向け精一杯の声援を送っているピカ☆
「行け!プライゴン、ヌー子!地面系ボケもんのお前たちなら
電気攻撃は全部アースしちゃって無効にできるぜ!
頼んだぜ!」
「お任せ下さいませ!特戦隊エースのわたくしめが
誠意を持ってギッタギタに叩きのめしてまいります エヘ」
「コホン。ご期待に添えるよう、精一杯やらせていただきます」
『ピカピカ〜☆ 何だか2人とも言葉使いが丁寧でカッコいい!
何だかすごいピカピカ☆やっつけちゃえピカ☆』
「プライゴン!あなをほる!ヌー子はコンセントンに
スピードスターだぜ!」
しゅびびび〜ん!
ヌー子の素早いスピードスター攻撃がコンセントンを襲う!
「どうだだぜ!電気攻撃でない攻撃は予測不能だろだぜ!」
ドッカ〜ン!!
ヌー子の攻撃に怯んでいたコンセントンの足元から
プライゴンがあなを掘って出てきた!!
あなをほる攻撃が直撃したコンセントンは倒れた!
「がっはっは!なかなかやりよる。
戻れ!コンセントン!行け!ビリリコング!」
「コホン。今のコンビネーション、見ていただけましたか?
次のご指示はいかがされますか?」
「もちろんイケイケだぜ! プライゴンは続けてあなをほる!
ヌー子はデンキブーにドロばくだん!」
「がっはっは!同じ手は食わん、地面対策など当然できておるわい!
デンキブー、ビリリコング!ヌー子に集中攻撃!
メガソーラービームじゃ!!草刈りもおまけしておくぞい!」
「わ、わ、わ、その恐怖の攻撃は!!しゃちょ。。。
いや、サトシっちさんのトラウマでございませんか?。エヘ」
「ヌー子!危ない!よそ見すんなだぜ! あっ!」
「キャ〜〜でございますぅぅ〜〜 エヘ(泣)」
ヌー子はメガソーラービーム、草刈り付き攻撃を受けて倒れた。
「がっはっは!ヌー子は戦闘不能じゃ、デンキブー、ビリリコング!
集中攻撃で穴から出てくる赤メガネをモグラ叩き準備じゃ!」
「しまった!プライゴン!危ない!気を付けろだぜ!
ヌー子は良くやった、戻れ! 行けバンチョー!プライゴンを
助けるんだだぜ!」
「ドスコ〜イ!! お、おらに任せろドスコイ」
『バンチョー頑張るピカ〜☆』
「バンチョー!頼んだぜ!ばかぢから攻撃でビリリコングを
振り回せだぜ!」
「お、お、オラオラオラオラ!」
ぐるんぐるん! バンチョーは頑張っている!
「ええぞ〜!バンチョー!パッパといてこましたれ!」
「がっはっは!バカものめ、ビリリコング!放電じゃ!」
ビビビビビ〜!
「ギャ〜!し、しびれるドスコ〜イ。。」
「がっはっは〜のはぁ〜!デンキブー!トドメを刺せ!」
「今だぜ!プライゴン!デンキブーに攻撃!」
ドッカ〜ン! バンチョーに気をとられていたデンキブーに
プライゴンの攻撃が直撃!
バンチョーとデンキブーが倒れた!
「バンチョー!プライゴン!良くやっただぜ!
バンチョーは戻れだぜ!」
「がっはっは!やりよるのう、デンキブーは休んでおれ。」
「あとはビリリコングだけだぜ!ルンルンパ!プライゴンの
あ、あれ?ルンルンパはどこ行った?」
「パッパ〜っと参上!!ルンルンパ〜ンチ!」
ルンルンパは指示の途中で飛び出してもう攻撃している!
「ま、待て!ルンルンパ!そいつに触れちゃ危ないだぜ!」
ボカ〜ン!ルンルンパンチが炸裂!
しかし、、、ダメージを受けたのはルンルンパの方だ!
「しびれルンパ〜〜」
「がっはっは!こっちのボケもんはサルフェーションがたまれば
特許番号0621の秘密兵器パチパチボッカンで再生じゃ!
疲れ知らずで電気が出せるぞい!」
「コホン。あれはやっかいですね。しかし今は2対1まで
持ってこれました、あと一息でバッジゲットです。
ルンルンパさん、踏ん張って下さい!
私も精一杯頑張らせていただきます。」
『頑張るピ〜カ〜☆2人とも〜☆』
プライゴンは疲れが出ている。
ルンルンパはしびれまくっているようだ。
ビリリコングはパチパチボッカンで疲れ知らず??
ん? 実はそうとう疲れているようだ。
「行け!2人とも! 相手も疲れてるぜ!」
「がは?おかしいぞい、ビリリコング、どうした?」
「ビリリん、回復はするけどすぐにまたサルフェーションが
溜まってるみたいで疲れるビリリん」
「がは?なぜじゃ?机上の計算では疲れないはずじゃ。。。
気合いじゃ、なんとかせい!がっはっは!」
「あの秘密兵器は計算だけで実証実験ができてないみたいだぜ!
ルンルンパ!スピードスター! プライゴンはあなを掘る攻撃!」
ピコピコ〜ン♪
ぴか子はレベル32に上がった!
ぴか子は「実証実験データが無ければ効果は怪しい」を覚えた!
サトシっちも覚えたようだ(笑)
ルンルンパのスピードスターにはしびれの影響でいつもの
スピードが無い。。。メチャクチャに飛んでいく。。。
しかしそれに気をとられたビリリコングに
プライゴンのあなを掘る攻撃が炸裂した!
ボカ〜ン!!!
ビリリコングは倒れた!
同時にてきとうに発射したルンルンパのスピードスターが
カミナリッツに命中!!
「ギャ〜〜〜」
カミナリッツも倒れた!
「お、おい。トレーナーを狙うのはダメだぜ(笑)
まぁいいぜ、おれ達の勝ちだぜ、早く起きてバッジよこせだぜ」
「がは。。。トレーナーを狙いよって、
電気のことなんて何も判ってないお前らにバッジは渡さんぞ」
「そ、そんな〜だぜ、バッジよこせだぜ。」
「がっはっは!いや、実はバッジの権利はもう
他の者に売ってしまったのでここには無いのじゃ!
ハビキシティの女ジムリーダーが持っておるから
そこを訪ねるのじゃ!がっはっは!」
「がっはっはじゃね〜ぜ! ぴか子! 、11まんボルト!」
『ピカピカピカピカぴか子ぉ〜〜〜アタぁっク!!』
ビリリリリ ボッカぁああン!
「ぎゃふん!覚えとけ〜がっはっは!」
カミナリッツはぶっ飛んで行った。
「コホンっ。とんだくたびれ損になりましたね〜。
とにかくまずは基地へ帰るとしましょう。コホン。」
「なんでしてんあのオヤジは。パッパと帰りまひょ。」
『帰ろピっカ☆』
ジム戦には勝利したがバッジはゲットできなかった一行。
「あんまりだぜ〜〜」
サトシっちの叫びがカニャンタウンにこだましていた。
つづく