第34話 目指せハビキシティジム
ピっカ〜!あたいはぴか子 電気系ボケもん レベル34☆
カニャンタウンでは変なおじさんに騙され、バッジをゲット
し損なったあたい達。
本当のバッジの在り処、ハビキシティに向け出発したところピカ☆
しばらく進むとショッピング帰りのコインキングが向こうから
帰って来た。
「コイ〜ン!君たちどこ行くコイン?いつ帰って来るコイン?
僕のゴハンはどうするコイン?もしもし無線が鳴ったらどうするコイン?」
「先行ってパッパと偵察してきまっさ〜 行くで〜ヌー子」
ピュ〜〜〜ン!
特戦隊は光の速さで消えていった。
「待つコイン!バッジなんか放っといて僕のサポートをするコイン」
「待て待てコインキング、お前達だけじゃ留守番できないから
今回はコインキングのサポートのペロペロリームのサポートに
ゴニョゴニョを置いてきたから大丈夫だぜ! 」
「コイ〜ン! そやかてゴニョゴニョにはまだ早いコイン。
サポートのサポートのゴニョゴニョのサポートにプライゴンが
付くコイン! プライゴン、あんじょう頼むコイン」
『サポートのサポートのサポートとか意味わからんピカ(怒)
副キャプテンとか、キャプテン付軍曹とか、どんだけ付けても
結局自分で何も考えられないとかって終わってるピカ!
プライゴン、無視でいいピカ!! 放っといて行こピカ!
なんならあたいが電撃食らわせてやるピカよ』
「コホン。電撃はダメですよ。多分気絶してしまいます。
しかしキャプテンのコインキングの仰せ付けなので私は立場上、
あんじょう?とかの不明瞭な指示でも無視は出来ません。困りました」
「あ!お客さんだぜ!いらっしゃいませだぜ!」
「お、お、お、お客さんコイン?? 眠くなってきたコイン!
ボ、ボクは基地に帰って3ヶ月前の家計簿を付けなくちゃコイン!
ペロペロリームが待ってるコイン!忙しいコイン!帰るコイ〜ン」
コインキングは急いで帰って行った。
『ピカピカ?お客さん?どこピカ?』
「そんなのいないぜ(笑)プライゴンが困ってたからコインキングの
苦手なお客さんが来るって言葉を使っただけだぜ」
「コホン。ありがとうございます。これでくだらない案件を
あんじょう?する無駄な時間、奪われずに済みました。
本来の作戦計画に集中いたします。コホン。」
しばらく進むと特戦隊が偵察を終えて帰って来た。
「ただいま帰りましたでございます エヘ」
『おかえりピっカ☆ どうだったピカピカ?』
「エヘ。ハビキシティジムリーダーのデータ 特戦隊調べを報告いたします。
ハビキシティジムリーダーはカチンとコチン。双子の女子でございます。
氷使いのトレーナーで双子ならではの連携を使ったダブルバトルが
得意のようでございます。エヘ。」
「関係無いぜ!イケイケだぜ!バトルしようぜ!ゲットだぜ!」
「パッパと行きまひょ〜」
『ピカピカ!あたいは元気満充電 絶好調ピカ! 行くピっカ☆」
「コホ〜〜ンっ! サトシっちさん! さ、く、せ、ん、です!
皆さんも! すぐ突っ走らないでまずは計画を立てましょう!
PDCAでやって行けばチームがレベルアップしていくこと
請け合いです。コホン」
『PDCA?ピカピカ?』
PDCAとは
プラン ドゥ チェック アクション の頭文字を並べたもので
デミングサークルと呼びます。
何か物事を継続的に行う時、
計画を立て、計画通り実行する、成果を見る、結果を踏まえて改善策をとる。
これを繰り返す事により、折角の経験値を無駄なルーティンで失うことなく、
財産として蓄積していく事が可能になるのです。
ピコピコ〜ン♪
ぴか子はレベル35に上がった!
ぴか子は「デミングサークル」を覚えた!
『ごめんピカ(笑)』
「そうだったぜ(笑)つい張り切ってぶっつけ本番かますとこ
だったぜ。サンキュープライゴン」
「コホン。いえいえ、そこが我々チームの良さでもあります。
モチベーションを保ちつつ最善の策を講じましょう。コホン」
「パッパ〜っとワイとヌー子でピャーッとアレしてガッツーンと
かましてバッジゲット作戦で行きまひょ!」
「コホン。冗談はここまでにして本題に入りましょう」
「よし!任せたぜ プライゴン!」
「では作戦を発表します。。。。。。。。。」
「さすがでございますわ。負ける気がしないでございます。エヘ」
『ピカピカ!あたいの大活躍を期待するピカ!』
「ガッテンでおまっ!パッパとバッジゲットしまひょ」
準備万端ジム戦に挑むぴか子と仲間たち。
作戦通りに上手くいくのだろうか?
つづく