第40話 電池の勉強 2

ピっカ〜☆アタイはぴか子、電気系ボケモンレベル40!!

ジム戦で大苦戦したアタイは電池の勉強をしなくちゃで、

ただ今猛勉強中~☆

 

「前回基本となる1次電池について勉強したので、

今日は本命の2次電池の勉強をしていこうだぜ!」

 

『お手柔らかに頼むピっカ☆』

 

んじゃ2次電池行くぜ!

 

2次電池とは1次電池と違い充電して繰り返し使える電池の事を

言います。

充電することで再利用が可能なので環境に優しい電池と

言うことが出来ます。

一般的に自動車のバッテリーやスマホなどに使用しているものが

2次電池です。

 

仕組みとしては外部から電圧をかけて放電とは逆の方向に電流を

流すことで逆方向の反応を起こし、内部の状態を元に戻すことが

出来るようになっています。

 

少し専門的に言うと「充電」とは外部から電圧をかけることにより

負極(マイナス)に電子を押し込んで電極物質を還元し、正極(プラス)からは

電子を引き抜いて電極物質を酸化させることを言います。

こうした化学反応を起こすことによって負極には負の電荷が集まり、

正極には正の電荷が集まります。

 

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放電では負の物質が酸化されて負の電荷を外の回路に放出し、

正極の物質では負の電荷を外から受け取って還元されます。

 

以上のように充電と放電ではまったく逆の反応が起こっています。

 

また、二次電池は上記のように充放電を繰り返すうちに、

徐々にもとに戻れない変化が蓄積されてきます。

これが繰り返し充電をしているうちに充電容量が少なくなってくる

原因です。

最終的には寿命が尽きて使用不能になりますので永久には

使うことができません。

 

また2次電池は使用の用途に合わせて形状や電流、電圧、容量を

決めることが可能です。

鉛電池、ニッカド電池ニッケル水素電池リチウムイオン電池など

様々な種類があり、それぞれに特性が違います。

 

ちなみにですが、現在の電池の年間売上個数は

およそ34.6億個(経済産業省統計)です。

1次電池が61%、2次電池が39%

 

しかし2次電池は相対的に高額なので、売上額になると逆転します。

総売上額 6,834億円 ですが内訳として

1次電池はわずか9% 2次電池が91%となっています。

 

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原因としては2次電池は1次電池に比べて高額であることと

小型量産電池も大容量のバッテリーも同じ1個としてカウントしている

ことにあると思われます。

 

『む、むつかしいピカ。。。』

 

ピコピコ~ン♪ ぴか子はレベル41に上がった!

ぴか子は 『2次電池の概要』を覚えた!!

 

「お疲れだぜ!電池の仕組みがわかってしまえば後は

充電と充電器について勉強すればおおよそ一通りになるぜ!

もう一息頑張ろうぜ!」

 

『次回も頑張るピっカ☆』

 

つづく