57話 当たるも八卦当たらぬも八卦

ピっカ〜☆

あたいはピカ子。電気系ボケもん☆

 

ECOマスターを目指すサトシっちと

旅を始めてからあたいもイロイロ電気について

勉強し、必殺技の11まんボルトもマスターしたピカ☆

 

次は南マツバのジムリーダー パックネンを倒し、

ジムバッジをゲットするため南マツバへと

向かうピカピカよ☆ 

 

「ヌ〜子無事で良かったぜだぜ、

南マツバに着くまでにゆっくり回復してくれだぜ」

 一行は南マツバへと向かった。

 

一行が南マツバに着くと、南マツバの住民達が

大騒ぎしている。

「なんだなんだだぜ?」

 

「コホン。ここは落ち着いて少し様子を見て見ましょう。」

 

見ると南マツバの住人達が、パックネンのジムを取り囲んでいる。

 

「これはジムに近付けないぜ。バッジゲットできないぜ。

みんないったい何がしたいんだ?だぜ」

 

「コホン。南マツバの住民は自分たちのリーダーが

気に入らないらしいです。住人達はパックネンに

辞めてしまえと騒いでいるようです。コホン」

 

「よくわからない街だぜ。でも何とかしてバッジをゲットしたいぜ」

 

『ピカピカ、あたいが占い師のふりしてジムに潜入して

上手く住民にわからないようにパックネンを誘い出すピカ☆』

 

「コホン。それは名案ですね。情報によるとパックネンは

大の占い好きだそうなので上手くやれるかもしれません。コホン」

 

 「いい作戦だぜ、ゲットだぜ!ぴか子 上手くやってくれだぜ」

『任せるピカ☆』

 

しばらくするとぴか子は占い師の格好をして住民に紛れ込んで行った。

衣装はボンキホーテで買ってきたようだ。

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『ピ〜カ〜  あたいは有名占い師の細木ぴか子じゃ〜

住民達よ、道を開けるピカぁ〜  』

 

 住民達は道を開けた。

今まで住民達を食い止めていたパックネンジムの門番も

ジムの扉を開け、ぴか子を通した。

 

 ぴか子は中へ入って行った。

「コホン、ぴか子さんはうまく潜入したようですね。

あとはぴか子さんの演技に任せましょう。」

 

ぴか子はずんずんと中へ進んでいく。

そしてパックネンの部屋まで誰にも邪魔せれずに来た。

 

コンコン

『あ~た~いは超有名占い師の細木ぴか子ぢぁ~、

パックネンはおるピカかぁ?』


「私がパックネンです。中へお入りください」

ぴか子はすんなりと部屋に入った。

 

『むむむ~っ。お主の顔には不運の相が出ておるピカよ』

 

パックネンの顔を見るなりぴか子はいい加減な事を言いまくる。

 

「先生、私はどうすればよろしいのでしょうか?」

 

占い好きのパックネンはいきなり騙されている。

 

『ピぃ~カぁ~。まずはあたいに単三ジュースをごちそうするピカぁ』

 

パックネンは最高級の単三ジュースをぴか子に出す。


『ごっくんごっくんあぁおいちっ。おかわりピカぁ~』

 

パックネンは嫌なことが続いていたようで、

ぴか子が言った不運の相を信じ切っているので言いなりだ。

 

『不運が続いてるのはジムバッジのせいピカぁ~

そのバッジをマチャラタウンのサトシっちという者に渡せば

運は拓けるかもしれないし、拓けないかもしれないピカぁ~』

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「先生、これでございますか?」

ぴか子は一瞬ニヤリとし

『あたいが預かって渡しておいてやるピカぁ~』

 

バッジを受け取るとさっさと帰ろうとしている。

「せ、先生、他にはどうしたらよいのでしょうか?

私はこれからどうなるのでしょうか?」

 

『ピぃカぁ~そんなの自分で考えるピカぁ~

アホかピカぁ~ ではバイバイピっカぁ~』


 「うわぁぁ~見捨てないでぇぇ~」

パックネンは泣きながら布団に潜り込んでしまった。

 

バッジを握りしめてぴか子はルンルン気分で帰って行く。

 

『サトシっち~ ただいまピっカ☆

バッジもらって来たピカよ~☆』

「え~~~~?! だぜ! すごいぜ!

と、とにかく5つめのバッジ、ゲットだぜ!!」

 

「コホン。とにかくバッジが手に入ったからよかったです。

いったんカニャンタウンへ帰りましょう。」


「ヨシ!じゃあ帰るぜ!」


「メラ。そういえばルンルンパさんは?」


「あ~~~っ!!!だぜ!」「あ~~~っ!!!ゴホン!」

 

そのころ、ルンルンパは北マツバジムの裏口で

ビョンウンこ を待ち伏せしていた。。。。

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つづく