第48話 捨ててきなさい!
ピっカ〜☆ あたいはぴか子、電気系ボケもん レベル48
炎のジムリーダーをやっつけて、3つ目のバッジをゲットした
アタイたちは意気揚々と基地に帰るとこピカピカ☆
「パ〜 ほなちゃっちゃと帰りまひょっパ」
「おう!みんな、帰るだぜ!」
『ピっカ〜☆ 帰ろ、帰ろピカピカ☆』
一行はカニャンタウンの基地目指して歩き始めた。
「あ、あの〜でございますが、後ろから誰かずっと着いてきている
ようなんですが、、 嫌な気配がしますです。。。エヘ」
『ピカピカ?アタイもなんか鳥肌が立ってるピカピカ。。』
「コホン。私は何も感じませんが、どうしたものですかね?」
「パ〜! わいがパパっと、見てきまっさ〜」
「ルンルンパ!頼んだぜ!気をつけて。。あっ」
ぴゅ〜〜〜ん!
ルンルンパはもういない。
「パぁぁ〜? ヌー子もぴか子も何を言うてましたんやろ?
何もいてへんし何もありまへんがなっパぁ〜」
ガサゴソ!
木が揺れている。
「パ?誰かそこにいまんのか?パパパのパ?」
ぷぴゅゅ〜〜
どこかで聞いた事のある音が。。。
ルンルンパを細い煙が取り巻いた!
「パ?? なんでんねん!この気しょく悪い煙は?!
あ!お前はさっきのジムの!」
茂みからトイトイが出てきた。ニヤニヤしている。
「ぷヒュー」
「ワテらになんか用かッパ?」
「ぷヒュー」
「な、何だこいつはッパ!もう無視して行くッパ」
ぴゅ〜〜ん!
ルンルンパは逃げるようにみんなのところへ帰った。
「パぁ〜! みんな〜偵察行って来たッパ。
変なのがいたけど相手にしなくて大丈夫ッパ!
何も言わないでニヤニヤしててきみが悪いヤツっパ!
さっきのジムで煙を」
「ぷヒュー」
「そうそう、ぷヒューって出すヤツっパ!」
「コホン、何で連れて来たんですか?」
トイトイはルンルンパに着いて来ちゃったようだ。
「ダメだぜ、ルンルンパ、変なの拾ってきちゃだぜ」
「パパパ!連れて来たわけじゃないっパ!
こいつが勝手に着いて来たっパ!」
「ぷヒュー」
トイトイは楽しそうに煙を吹いている。
『ピカ!変な事したら電撃ピカ!』
「近くにいるのは嫌でございますわ、放っておいて
早く行きましょう。エヘ」
「みんな!行こうぜ! じゃあな!トイトイ」
「コホン、トイトイさん炎ジムでクビになっちゃったから
行くところなくて着いて来ちゃったんでしょうね。
気の毒ですが置いて行きましょう。コホン」
一行はトイトイと別れ、基地目指して帰ることにした。
「ただいまメラ〜!」
「コイ〜ン! で、バッジはどうだったコイン?」
「コホン、見事ゲットして参りました」
「それは良かったペロ、怪我もなくて何よりペロ、
ところでそのボケもんは誰ペロ?」
「??!?!? 。。。!!ギャ〜〜〜〜っパ!
びっくりさすな!!何着いて来とんねんっパ!」
「ぷヒュー」
「コイン?トイトイじゃないか、久しぶりコイン、
元気だったかコイン」
「ぷヒュー」
「コ、コホン、キャプテンの知り合いですか?」
「昔一緒のチームにいたコイン、無口だけどいいヤツコイン、
あんじょうしたってくれコイン」
「ゲホっゴホン。私に言われましても。。。
サトシっちさん、どうしましょう。私はあまりお勧めできませんが
キャプテンの推薦です。」
「コイ~ン!推薦とかそういうのじゃなくてただ知り合いで、
あんじょう頼むコイン!」
「。。。だそうです。コホン。私には判断しかねます」
「判ったぜ、じゃあ3ヶ月だけ試しにチームに入れてみようぜ、
キャプテンの推薦だし、大丈夫かもだぜ」
「コイン!コイン!推薦とかそういうのではないコイン!」
「判った、判っただぜ、後でキャプテンが言ったからとか
言わないから大丈夫だぜ。」
「コイ〜ン!ならあとはサトシっちの責任だからしっかりやって
くれコイン!プライゴン、あんじょう頼むコイン」
ピコピコ〜ン♪ ぴか子はレベル49に上がった!
ぴか子は「あんじょうでは意味がわからない」を覚えた!
「コ、コホン。とりあえず試用期間という事で腕章をしておきましょう。
はぁぁっ あんじょう、ですね。まぁ何とかしてみましょう。コホン」
「ぷヒュー」 『ギャ〜!ピカ!こっちに吹くなピカ!』
先が思いやられる感じになったが次のバッジを目指して前に進め!
つづく