第32話 思い込んだら試練の道

ピっカ〜☆ あたいはぴか子☆

電気系ボケもん  レベル32☆

 

カニャンジムでニセリーダーに騙されたものの

バトルの練習にはなったということにして

基地に帰るところピカピカ☆

 

「パッパ〜ほんまえらい目にあいましたなぁ〜」

 

『ピカ☆おもしろかったからもういいピカピカ☆

次の特訓になったし、ね〜ヌー子』

 

「そうでございますね、前向きにいきましょう。

笑う門には福来たるでございますです。エヘ」

 

ピコピコ〜ン♪

ぴか子はレベル33に上がった!

ぴか子は「無駄になる経験は無い」を覚えた!

 

そうこうして歩いていると遠くから何か聞こえてきた。

 

バキッ。。。  バキッ。。。

 

「何の音でっしゃろ?パッパ〜っと見て来まっさ!

行くで〜ヌー子!」

 

「ガッテンでございます。エヘ」

 

「ま、待て特戦隊!嫌な予感が。。。あっ!」

 

ピュ〜ンっ っという音と共に。。   もういなかった。。。

 

『あ~あっ、いっちゃったピッカ。。』 

 

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「コホンっ。サトシっちさんの嫌な予感は私の嫌な予感と一致している気がします、コホホンっ、あの音はオンコチ山コンビの。。」 

「俺もそう思ってたぜ! 特戦隊、変な事に巻き込まれなきゃいいけど。ゲットだぜ」 

その頃、特戦隊はサトシっち達の心配をよそに音のなる方にものすごいスピードで近づいていた。 


「あ、あそこでございますわ、あの木のカゲから聞こえてますわ エヘッ」

「パッパ~っと見に行きまひょ」 

木のカゲから二人でそっとのぞくと きャイリューが瓦を割っていた! 
その隣には。。

 

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「わ、わ、いつかのキレイかってひつこいおばさんパッパ!」 


「ルンルンパさまっ!お声が大きいでございます!エヘッ」 

「フィや~誰ですか?今、キレイとか聞こえたんだけど?私、困りますフィや~♡」 


「すごい地獄耳ですわ、しかも『キレイ』って言葉だけを器用に聞き分けたのはさすがですわ エヘッ」 


「パッパ~ 意味わからんっパ~ 行こうぜっパ」 

「お待ちなさいっ。私、キレイでしょ?どこがキレイか言って行くフィや」 


「むぅぅ~っ ルンルンパ~ンチ!ッパ」 


「お待ちくださいっ!適当にキレイって言っておけば丸く収まりますわ エヘッ」 


「そんな嘘つけんっパぁ~~!」 

ルンルンパンチが炸裂?! 
いや!強烈なカウンターがルンルンパを捕らえていた! 


バコ~~ン!! 
「ウギゃ~~ッパ!」 


「だ、大丈夫でございますか?エヘッ」 


「うぅぅ~~強烈っパぁ。。」 

「おバカさんフィやねぇ。私に触れるなんて10年早いフィやよ、さぁ、私のどこがキレイか言うフィや」 


「パッパとそんな嘘言うもんかぁ。。 10年経ったらオンコチシティの住民のくせにッパぁ。。」 


「フィや~~っ!何ですって!早く素直になるフィや!こうしてくれるフィや!」 


ルンルンパはニンフィやに踏んづけられて大ピンチだ。。。 

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「エヘッ。わたくしがなんとかしなくちゃですわ。でもどうしよう、どうしよう」 


責任感の強いヌー子は困り果てている。 

「おぉ~~い!特戦隊~~っ!大丈夫かだぜぇ?」 


「サ、サトシっちさんっ!助かりましたわっ。ルンルンパ様がオンコチ山コンビにやられてピンチなんですわっ、助けてくださいっエヘッ」 

「コホンっ。予感的中ですね。 わたくしがなんとかしてきますっ コホンっ」 


「頼むぜプライゴン!ルンルンパを救い出せだぜ!」


『頑張れピっカ~☆』 

「コ、コホンっ そこのキレイなオンコチ様。そのキレイな足をどけてやってもらえませんか?コホンっ」 


「フィや~~っ♡ ヤキモチ妬いてるフィや?あなたがキレイな足で踏んで欲しいフィやね、困るフィや~♡」 


「コホンっ  んなわきゃ。。いえっ、はいっ。」 

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「心がこもってないフィやっ。透明メガネでちゃんと見るフィや♡

どこがキレイか素直に言えば考えてあげるフィやっ」 


「コホンっ。そ、そのっ、み、みみのあたりがキレイですっ とても約オンコチには見えないです。コホンっ」


「フィや~?何が約オンコチ?どこがキレイか聞いてるフィや。余計な事は言わなくていいフィや!」 


「コホンっ、あの。みみの辺りが。。」 


「それはもう聞いたフィや。他には?」 


「ゴホンゴホンっ うっ、目、目の辺りが。。」 


「目の辺りがどうしたフィや?」 


「コホンっ キ、キ、キレ。。」 


「パッパぁ~~っ ワテの事はもうええからそんなウソ言うたらあきまへんっパ~~っ」 

「お黙りっフィや!」
グリグリグリグリぃ~~っ 
「ウギゃ~~っパ」 

「エヘッ。もうやめて下さいませっ 全てがとてもキレイでございますわ。エヘッ」


「フィや~?当たり前ですわ。私は殿方の意見が聞きたいフィや~、そっちの赤メガネとの話が途中フィや~」 


「コホンっ、もう我慢できませんっ!ドラゴンクローですっ!」 


「あっ!ダメでございますっ! オンコチ山コンビめちゃくちゃ強いですっ

うかつに攻撃すると危ないです  エヘッ」 

バッコ~ン!! 
プライゴンのドラゴンクローは届かす、ニンフィやのカウンターの餌食になった! 

 

「ゲホっゴホっ コホンっ 強烈〜  」

プライゴンは倒れた。。。


 「お〜ほほほほ♡赤頭のトレーナーさん、赤メガネなんか信用してたら

この通りですわ♡ 私キレイでしょ?」


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「まだまだだぜ。ぴか子11まんボルトだぜ!」


『任せてピっカ!ぴか子ぉぉ〜アタぁああっク!』

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「フフン♡  お下品な攻撃ですこと。そんなの当たらないって

みんな言ってるフィや♡ 私は心配してるフィや 」

 

バシバシバシっ!

ニンフィやの往復ビンタがぴか子を叩きのめした!

『痛いピカ〜(泣)』

 

「むむむ。。厳しい試練だぜ。ルンルンパ、待ってろだぜ!」


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またもやピンチのぴか子と仲間たち。

ルンルンパは救出できるのだろうか?

 

つづく